第80回 第82回

随想第81回

有限会社サントノーレ 洋菓子店 ピュイダムール 店長 磯 知之 ガレキからビキニへ 有限会社サントノーレ 洋菓子店 ピュイダムール
店長 磯 知之

  お菓子の道に進んだのは両親がケーキ屋を営んでいて小学生の頃より周りから「ケーキ屋になるんだね」と言われていたので何の疑念もなく後を継いだ形です。 高校卒業して東京などで約12年修行後帰郷して、多賀城市の東部陸上自衛隊多賀城駐屯地近くの笠神で開業して四半世紀25年になります。

 開店当初は東京の最先端スイーツを提供していこうとやっていましたが地元のニーズとは違う事に気付き始め最先端スイーツから皆さんに親しみのあるオーソドックスな定番スイーツへと最先端の製造技術を取り入れながらご提供しております。

 同時に若いパティシエ達にしっかりとした技術を教え宮城調理製菓専門学校の製菓実習講師も務めながらパティシエみんながお客様にお菓子で幸せになって頂けるように努めています。

 また、スイーツを提供する側の宮城大好きな自分として開店して10年位経つと徐々に地元食材を取り入れて何か作れないかと思いはじめ地元多賀城の特産品「古代米」を使って「ロールケーキ」「カステラ」「焼き菓子のサブレ」などを販売開始。

この記事は3/10に書いていますが明日で9年となる東日本大震災が発生後は、より宮城愛が強くなり地元食材を使い、もっともっと宮城をアピールしていこうと。

また、地元の生産者様にも少しでも貢献して行きたいと「多賀城古代米」「塩釜の藻塩」「七ヶ浜海苔」「利府梨」「仙台みそ」「ひとめぼれ米粉」「蔵王地養卵」「蔵王クリームチーズ」など地元食材を積極的に取り入れています。

これからも「お菓子で笑顔とハッピーに」をモットーに一人でも多くのお客様に食べることでより生活が豊かで幸せが満ち溢れるよう、また昨今、新型コロナウイルス感染症で大変な時期ではありますがこんな時こそ何が出来るのかを常に考えお菓子屋のオヤジとして、そして宮城県人として周りの方々を幸せにしていきたいですね。

次回は(公社)宮城県物産振興協会東京出張所『宮城ふるさとプラザ』 店長 大蔵 国孝 様