第70回

随想第71回

安住 陽一 地域と共に 株式会社安住商会代表取締役
安住 陽一

 私は宮城県・岩手県でFC飲食業(ミスタードーナツ7店、ビアード・パパ3店、ココフラン1店、元町珈琲1店)を経営しております。元々は自衛隊駐屯地前でクリーニング業を祖父が創業し、父の代でクリーニング業の流れから、株式会社ダスキンの総合工場として加盟しました。ダスキン加盟の頃から父は「ミスタードーナツの事業に参画したい!」と熱望しておりましたが、当時新規加盟は受け付けておらずなかなか参入することができませんでした。しかし1999年加盟していた他の企業が事業売却をしたいという話の中でダスキン本部より加盟の許可をいただき、そこからFC飲食業として様々な店舗運営をしております。しかしその父も2010年に病に倒れ志半ばで帰らぬ人となり、さらに元々口数が少ない父でしたし私も時間に関係なく店舗に入っていたためになかなか会社のことについて話す機会がないままに社長交代、事業承継をしました。

社長とは何なのか?経営者とは?と日々悩みながらの日々を過ごしていた2011年3月11日東日本大震災が発災し、工場、ミスタードーナツ2店舗、自宅が被災し、当時はお客様も被災しこのまま会社がダメになってしまうのではないかという思いしかありませんでした。しかし多くの方々の温かいご支援により何とか今日まで事業を継続してくることができました。また、私は昨年まで青年会議所という団体に所属していました。そこでは多くの学びと出会いがあり、印象に残っている言葉の一つに「俺たちがここで商売をしている以上、この地域を出ていくときは死んだときか事業に失敗して夜逃げ同然で出ていくしかないんだ。」という言葉を聞いたときにハッとさせられました。我々多くの地元で商売をしている中小企業経営者にとっては、自分のことだけを考えるのではなく、自分が商いをしているこの地域のことを想い、発展させていかない限り自分の商売も成長も発展もないのだということ。

これまで多くの学びと出会いを頂いた青年会議所を40歳で卒業し、今は地域の違う団体でこれまでの青年会議所での学びを活かし、地域の為、そして最終的には自分の会社のため従業員のために社業に地域の活動に参加していきたいと思います。 そのようなケースの場合は裁判所に相続財産管理人の選任を申請しなければならず時間がかかります。

次回はアルファフーズ株式会社 代表取締役 渡邊 陽介様