第67回

随想第68回

鈴木 俊一 カウンターの縁 有限会社FPコールセンター代表取締役 仙台南ロータリークラブ会長
鈴木 俊一

元々私は無趣味です。しいて言えばお酒は大好きなので趣味でしょうか。  今から30数年前、やはり私は、社交的でした。言い換えますと、やたら調子の良い奴。

広告会社の名古屋支店に勤務していた頃、社交性を生かして上司のお供で繁華街『栄』のクラブへ通っておりました。時には上司なしで会社のツケで飲んだり、楽しい独身貴族でした。とある店のチーママの話し方は、あちらではめったに聞かぬ東北弁宮城ことば。偶然にも同じ仙台出身、カウンターで盛り上がって、しょっちゅうカラオケに訛りを効かせて熱唱。エネルギーを発散しておりました。

一年後仙台へ転勤が決まり挨拶しましたら、チーママの実のお姉様が、国分町で営業しているお店をご紹介されました。仙台へ着任してすぐに現地調査。スコッチウイスキーがメインのお店で、当時20歳代の私としては、やや不相応でしたが、社交的な私は訪問即日、常連さん達の仲間入りをしてしまいました。

数年後、私は保険会社にヘッドハンティングされました。転職の報告と同時に、お姉様ママから契約の希望がありました。ご主人が脳梗塞で長期間入院しており、自分に万が一の場合、お子様へ迷惑が掛からないように、保障を準備したい旨のお申し出でした。第1号のお客様になっていただきました。

そちらのお店のカウンターで、日頃調子よくグラスを酌み交す老紳士と名刺交換しましたら、ご子息を紹介されました。アポを取りますと、有名企業で在仙の役員を務めておられ、『いつも父がお世話になっております。』と丁重にご対応のうえ、ご自身の相談のみならず管下の部課長もご紹介。お取引の発注先の会社にまで、私のために商談のアポを取ってくださり、全てが営業の成果となりました。

その他にも、酒席やカウンターから人生の様々な縁が繋がりましたことは言うまでもございません。  私の仕事は、好きな趣味のお酒から名古屋のカウンターで宮城ことばの縁があり、紹介された国分町で第一歩がスタートしました。

次回は社会保険労務士法人めぐみ事務所 大江広満様