第100回 第102回

随想第101回

株式会社Magenta 代表取締役 一般社団法人 花降る街、仙台 代表理事 山 田  剛 花が咲くということ 株式会社Magenta 代表取締役
一般社団法人 花降る街、仙台 代表理事
山 田  剛

美しく咲く花たちや、瑞々しく輝く植物が、世界の街のそこここに溢れるといいなと思います。

花を部屋に飾ったり、街に花が咲いているやさしい風景に触れることで生まれる心のゆとりが、他者を思いやる気持ちになり、それが人から人へと伝わり、やさしい時間が流れる。他者を、環境を思う気持ちが地球を包み、世界が平和になって、やさしく廻っていく。そんな、花一輪から始まる世界平和。部屋に一輪の花を飾るだけで、街に一株の苗を植えるだけで変わっていく世界があると思っています。

私は、仙台市青葉区本町に花屋【Magenta】、一番町でカフェ【CYAN】を運営しています。ほんの少しではありますが、花とカフェで、皆さんの生活に「彩りを添える」お手伝いが出来ればとの思いから、色の三原色からその店名を付けました。

花の美しさで癒される、カフェで寛ぐ楽しさを伝えながら、やさしい時間を作り、周りの人と自分が笑顔になれる店を作っていきたいと思ってます。

また、花屋、苗の生産者やガーデナーなど、多業種で構成される【一般社団法人 花降る街、仙台】にて、仙台市を花の街にしようと活動しており、定禅寺通りの欅の下でリース作りのワークショップを開催し、普段あまり花に興味の無い方へも花のある生活の提案をしたり、仙台市と市民のボランティアさんとで、ペデストリアンデッキや青葉通りでの植栽活動を通し、花や緑のあるやさしい風景を創っています。

杜の都仙台、花があふれる街仙台は、人も街もやさしく生活が豊かで、その豊かさを求めて、さらに企業や観光客も集まり、経済的にも潤っていく。私たちがもういない数百年後のこの地の姿に想いを馳せ、今こそ、花の文化を仙台に根付かせていこうと考えます。

次回は株式会社Glad ation 代表取締役 橋浦 邦義 様